79)息子の転職    2004.10.4

 息子・真哉が10年勤めた新聞社を退職して、10月1日付けで通信会社に転職。東京に引っ越していった。35歳にして、名実ともに親離れしたことになる。何かと言うと面倒をみていた我々も、ようやく子離れするわけで、我が家は初めて実質的に老?夫婦2人の生活となった。娘一家のいるフロリダは遠すぎるが、一線を退いた我々にとっては東京も十分遠い。伊丹、東京、フロリダそれぞれの地で、それぞれの残り人生を歩んでいくことになる。

 新聞記者になるために、就職した旅行会社を5ヵ月で辞め、フリーターを2年もやったうえで、ようやくなった新聞記者稼業から、なぜ足を洗う気になったのかは、わからない。どこへ転勤してもハングルの勉強を続け、韓国特集には必ず関わった彼。いずれはソウルへの夢も持っていたらしいので、予想外の出来事だった。しかし、小さい頃は「新聞記者にはならない」と言っていたのに記者になったのも意外だったから、10年の区切りでの転身も驚くには値しないのかもしれない。新しい会社での配属先は広報部門だというから、新聞社での経験を買われたものだろう。何があったか知らないが、これまで育ててくれた新聞社に対する感謝の気持ちは、忘れてはなるまい。

 休みになると「栄養補給」と称して、洗濯物と、ときには出しそびれたゴミを抱えて帰ってきたが、これからはそうもいかない。歳の割には生活の知恵に欠ける面があったが、遅まきながら身につけていくだろう。これに新しい会社での気苦労が加わるが、自分の選んだ道。シンドイことだけではなく、楽しいこともあるだろう。ついでにヨメさんもみつけてくれれば、親としては安心なのだけど、こればかりは・・・。


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