78)献血    2004.2.28

 きょう夫婦そろって(時差はあったが)阪急伊丹駅前での献血に出かけた。ところが、2人とも献血を“拒否”されてしまった。妻は血液の比重が薄いという時々経験する理由なので仕方がない。しかし、私の場合は既往症の狭心症に関わる問診の不愉快さが原因で、こちらから席を蹴っただけに、実に後味の悪い顛末であった。
 今回の献血のきっかけは、伊丹ライオンズクラブから、妻宛に届いた「献血にご協力を」のハガキ。私はアルバイト先の大学の秋の大学祭で時々献血しているが、ここ4年ほどサボっていたので、久しぶりに献血することに。自宅から歩いて約20分。いつものウォーキング・コースなので、歩いて午後2時ごろ伊丹駅前へ。駅の周りには献血を呼びかける幟(のぼり)が賑やかに立ち並び、献血を呼びかける人たちの声も賑やかだ。
 うっかり眼鏡を忘れたが、用意されていたので借りて申告書に書き込む。既往症の欄で正直に「狭心症」に印を付けたが、後で考えると、これがいけなかった。献血車での問診は、私よりかなり年配の女医さんと若い看護婦(いまは正確には看護師らしいが)さん。さっそく狭心症について質問が始まる。7年前の97年に治療から解放されている旨を告げ、その後、2度献血記録のあるカードを提示しているのに、質問がしつこい。「最近、心電図を取ったか」と看護婦さん。「去年、市の検診で撮りました」と私。私は腹の中で「あんたは素人か」と毒づく。狭心症は発作直後でないと心電図には異常は出ないから、あんまり意味がない。それは別にして、「危ない献血者が飛び込んできたな」というような表情だ。相手には、そんなつもりはないのかもしれないが、2人の表情を見ていて、だんだん不愉快になってきた。気の短い私は、ついに切れて「もう、いいです」と告げて、献血はやめにした。
 献血が危ないのなら、だれが志願して献血などするものか。慎重になる気持ちはわからないでもないが、はるか昔の狭心症を正直に告げたために、いまはピンピンしている健常者、それも何回も献血実績のある者に、この対応は何なのか。失礼ながら、問診の女医さんの方が、よほど私より体力が心配な感じであった。
 既往症についての質問は、もう少し質問される側の心情に思いを至らせて、慎重にやってもらいたいものだ。もう献血はやめた。多分、生きているうちに再び献血することはないだろう。出来れば、頂く方にもなりたくないものだ。


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