75) ??銀行   2002.4.3

 4月1日、第一勧業、富士、日本興業の3銀行が経営統合して発足した“みずほ銀行”が、初日からオンラインのトラブルを起こし話題になった。窓口で対応するには印鑑と通帳が必要なので、行員が客を別の“みずほ銀行”に誘導するのに大わらわの1日となった。看板が同じになったので、旧第一勧銀の店舗なのか旧富士銀の店舗なのか区別のつかない客は、右往左往するしかないからだ。

 “みずほ”グループに限らず、このところ金融再編は急ピッチで進んでいる。海外から久しぶりに帰国した人などは、銀行の看板を見て“浦島太郎”の思いを持つことだろう。それほど看板の塗り替えは激しい。これを機会に、我が家の引き出しに眠っている古い通帳のホコリをはたいて引っ張り出してみた。

 三和(→UFJ),住友(→三井住友),大和,三菱(→東京三菱),第一勧業(→みずほ),太陽神戸(→太陽神戸三井→さくら→三井住友),さくら(→三井住友),兵庫(→みどり→みなと)

 なんと元の名前で現存しているのは、大和だけ。太陽神戸は3度、兵庫は2度も合併で行名が変わっている。変わっていない大和にしても、近畿大阪、奈良両銀行と経営統合して、実態は持ち株会社“大和銀ホールディングス”に変身している。こうした変貌は銀行に限らない。損害保険、生命保険業界も急ピッチで再編が進んでいる。

 4月から預金のペイオフも解禁された。預金客の側からの銀行を選択する目はますます厳しくなる。金融界の再編はまだ幕を開けたばかりと言えるのかもしれない。たとえわずかな資産でも、勉強を怠ると失う時代が来たのである。


inserted by FC2 system