70)沈まぬ太陽   2001.7.8

 6月下旬から7月にかけOrlando,Floridaを訪ねた旅は、17回目の海外旅行になる。随分旅慣れていると思われるかもしれないが、実は飛行機が大嫌いなのである。気流の状態が悪くて揺れ出すと、思わず足を踏ん張るし、座席にいるときは必ずベルトを締めている。だから、国内ではよほどのことがない限り飛行機には乗らない。

 先日の旅では、機内で山崎豊子さんの「沈まぬ太陽」を読んだ。ご承知の方が多いだろうが、1985年の日航機事故を扱った小説である。まだ5巻中3巻目を読んでいるところだから、結末は知らない。それにしても御巣鷹山の事故現場やその後の遺体安置所などの描写はすさまじい。これでもか、これでもかと悲惨な描写が迫ってくる。やっぱり「飛行機は嫌だな」との思いが強くなる。

 しかし、現実は海外となると「船でのんびり」というわけにはまいらない。飛行機に乗るしかない。最初の頃に比べると慣れたけれども、やはり怖いことに変わりはない。かなり前から万一のことを考えてパソコンの中に“To my family”と題した身辺メモを“整備”している。カードやインターネットなど様々な契約、預金口座類の一覧で、残った家族が困らないようにと書き始めた。しかし、絶えず最新の状況に更新されているかというと、そうでもない。そろそろチェックする時期かもしれない。


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