67)職業欄   2001.2.9

 サラリーマンをやめてから書く書類で、一番困るのは「職業欄」である。簡単なアンケートでも必ず職業欄があって、どう記入したらいいのか、戸惑うことが結構多い。

 税務署の分類によると、フリーライターは「文筆業」に当たるらしい。しかし、職業欄には「文筆業」なんてない。「自営業」かな?−−ちょっとシックリこない。サラリーマン時代ほどではないが、仕事をして収入を得ているから「無職」には当たらない。で、結局「その他」ということになる。

 アンケートなら、これでいい。困るのが新たにクレジット・カードなどを作るとき。先日、あるカードをインターネットで申し込んだのだが、勤務先欄を入力しないと、先へ進めない。仕方ないので、数合わせで非常勤取締役を引き受けている某社を勤務先とさせてもらった。
 サラリーマン退職直後に、インターネットのための電話回線を分割払いで増設しようとして「残念ながら」と拒否されたことが、苦〜〜く思い出される。ささやかながら退職金を貯金していようが、担保価値十分の持ち家があろうが、妻に安定収入があろうが、私自身が安定した職業についていないと、いざ“クレジット”がらみの話になると、世間は冷たいものだ。いっそ、自分で会社を作って社長におさまればいいのだけれど、それほどの収入があるわけじゃなし、「職業欄」では不愉快な思いを時々しなければならない。


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