サンスーシ公園にある宮殿写真上左は、フリードリッヒ大王が18世紀半ばに夏の 居城として建てたロココ様式の建物。王と、王の愛した犬の眠る墓写真上右があるが、 「愛した犬とともに葬ってくれ」という王の遺言が実現したのは、2世紀以上あとの1991 年8月のことだそうだ。権力を欲しいままにした王の遺言も、政治家の都合次第で守られないのは、今に始まったことではないらしい。
湖に面して広がる新庭園(Neuer Garten)内に建つツェツィーリエンホーフ
(Schioss Cecillienhof)宮殿写真右下が、ポツダム会議の舞台。ホーエンツォレルン
家の皇太子ヴィルヘルムがが住んでいたところで、宮殿というよりも英国風の館といっ
た風情。会議が行われた部屋は当時のまま保存されており、館全体にポツダ
ム会議と皇太子一家の生活を2本立てで展示・紹介する工夫がなされている。
米英ソ3国の国旗が立ち、当時のままの姿で保存されている会議の部屋の様子は、残念ながら撮影禁止で写真では紹
介できない。