【ライプツィヒ Leipzig】
 ライプツィヒは、ベルリンから南へバスで約2時間。かつて、この町では ゲーテや森鴎外らが学んだそうだが、バッハをはじめそうそうたる音楽家が 偉大な業績を残した町でもある。

 バッハが後半生をオルガン奏者兼指揮者として過ごしたトーマス教会は、あまりにも有名。クラシック音楽には目がない、うちの奥さんが楽しみにしていたスポットだ。
 教会入り口でもらえる日本語のパンフレットによると、トーマス教会の歴史は1409年までさかのぼる。ナポレオンが弾薬庫として使ったり、野戦病院になったり、その歴史は平坦ではなかったようだ。教会の主祭壇の前にバッハの墓があり、いまでも花束が絶えることはない。この墓所ができたのは1950年。お墓の反対側、つまり教会の入り口側にバッハが弾いたパイプオルガンがある。バッハの没後250年。この7月28日には没後250年を記念した祭典が行われたそうだ。クラシック音楽にはうとい筆者も、しばしバロック時代の雰囲気に浸った。
 教会の向かい側にはバッハ博物館があり、バッハ自筆の楽譜や当時の楽器が展示されているが、時間がなくて入れなかった。奥さんは教会前の売店でCDを2枚購入。ところが、レジのおばさんは何やらドイツ語をペラペラしゃべって、売ってくれない。釣り銭がないのかと思ったが、レジ係がしばし外出していたのだ。こんな小さな売店でも担当がしっかり決まっていて、律儀に守る。ドイツ人だなあ、と感じた次第。

 トーマス教会と並んで特筆しておくべきなのは、ニコライ教会。この教会の月曜毎の祈祷集会に集まった人々のデモから、東ドイツの民主化運動が始まった。やはり日本語のパンフレットが用意されていて、フューラー牧師は「1989年秋の経験」をくわしく紹介。最後に「平和の祈りはさらに続いていきます」と記している。 inserted by FC2 system