【ドレスデン Dresden】
 かつて「百塔の都」と言われたドレスデンは、第2次世界大戦の被害が大きく、瓦礫の山が築かれていたが、1985年にはゼンパーオペラ(ザクセン州立歌劇場)がよみがえり、ドイツ最大のプロテスタント教会“フラウエン教会”は、瓦礫の山をパズルのように組み立てる気の遠くなるような作業が始まった。写真左の手前の棚にズラリ並んでいるのが瓦礫を整理・分類した元の教会のパーツで、足りない部分は新しく作って組み立てていく。この復旧作業は「世界最大のパズル」と呼ばれているそうだ。

 18世紀に建てられたツヴィンガー宮殿は、隣のゼンパーオペラ座を設計したゼンパーによって北側部分が19世紀に増築され、いまアルテ・マイスター絵画館になっている。ルーベンス、レンブラント、フェルメール、ラファエロなど、絵には疎い私にもわかる、名画がずらり並んでいた。

 レジデンツ城の中庭にある壁画「君主の行列」=写真右=は、マイセンのタイル約2万5千枚を使って、1123年から1904年のザクセン君主らを描いたもの。長さ101m。戦災から奇跡的に免れたという。 inserted by FC2 system