【勇気のある人,優先】

 自動車、自転車、人がゴッチャになって、ドドドッと動く、テレビでよく見る風景。あの実物を目の当たりにして、なんと中国の人たちは逞しいことかを実感した。ガイドさんによると、中国の交通マナーは「勇気ある人優先」だそうだ。信号はあっても、だれも守る保証はない。「みんなで渡れば怖くない」は文字通り大いに効果のあることを、この目で確認、納得した。「ボケッとしてると、渡れんがな」と、うちの奥さん。日頃のノンビリぶりを返上して、道路を横断するときは緊張感にあふれていた。

【ライトのない自転車】
 朝7〜8時の通勤ラッシュともなると、自転車レーンを自転車の集団が勤務先へと急ぐ。広い目抜き通りでは、一応車のレーンと分離されているものの、バイクも自転車と同じレーンを駆け抜けていく。不思議なことに、中国の自転車にはライトが付いていない。ガイドさんは「杭州の人口は150万人。自転車は130万台。ライトを付けると罰金です」と冗談を言っていたが、なるほどライトの付いた自転車は1台も見かけなかった。「ライトの性能が悪いから」という説明は、説得力はもうひとつ。本当の理由は何だろうか。

【タクシーはワーゲン】
 タクシーも結構走っていた。上海で生産しているというワーゲンが圧倒的に多かった。天津で生産しているシャレードもタクシーに使われているそうだが、あまり見かけなかった。杭州では初乗りは10元(約140円)。20元もあれば、杭州のどこへ行くのにも事足りるという。  (つづく) inserted by FC2 system