7)記者クラブ       97.2.3

 東京証券取引所内にある記者クラブ「兜倶楽部」が決算発表ラッシュ対策として、インターネット上にホームページ(http://www.tokyoweb.or.jp/kabuto/)を開設した。毎日新聞紙上でこのニュースを報じた児玉平生君は、かつて大阪にいたころ一緒に北浜で仕事をした間柄。東京での活躍ぶりに接し、往時を懐かしく思い出すとともに、記者クラブも変わったものだとの思いを強くした。

 世間の人から見ると、記者クラブの評判はあまりよろしくない。閉鎖的で「みんなで渡ればこわくない」とばかりに、いつも集団で行動しているように映るからだろう。発表ものを事前に抜け駆けスクープしたりすると、ときにはクラブを除名される。新規メンバーはなかなか入れない。運営経費もちゃんと負担していないのではないかと、うさんくささを指摘する向きもある。たしかに評判の悪い要素は多い。

 しかし、いつもいつも仲良しクラブではない。かつてのNHKの人気番組「事件記者」で繰り広げられた虚々実々の駆け引きほどではないものの、油断をするとすぐに寝首をかかれる。発表ものに背を向けて外を駆け回っていると、とんでもない事件が記者クラブに飛び込んでくることもある。こんなときはクラブ内にシンパをつくっておかないと、置いてけぼりを食う羽目になる。記者クラブは気楽なばかりの天国ではないのである。


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