【TG4SR confirmed by XYL】 1969.8
 QSLカードには、それぞれいろんな思い出があるものですが、このカードには特に思い入れがあります。

 このカードをConfirmしてくれたのは、OPのEdではなく奥様なのです。カードの下の手書きの3行は、カードに添えられていた奥様のメモで、正確には読み取れないのですが、「私の夫は1996年になくなったので、私がサインした」と書いてあります。

 EdとのQSOは、1969年8月9日、14MHzのCWでした。貴重な「New One」で、いまでもTG(Guatemala)はこの1局だけです。当時は今のようにSASEなど出さないため、この交信のCfmも「あきらめモード」に分類されていました。1990年代だったと思うのですが、あるときEdがアメリカに帰国してWA1HCKで健在であることがわかり、SASEを出したらReturnがあったのです。

 送ってくれたカードは、最近では使わなくなった巻き取り型のペラペラのFAX紙にコピーしたものでした。メモに「TG4SRのカードは記念に残してある1枚しかないので、これで勘弁してほしい。妻は耳が不自由なので、もっぱらFAXを連絡用に使っている」と書かれていました。

 FAXコピーのカードは放っておくと字が消えてしまいます。何とかしないと・・と、うかつにも私はラミネート加工したのです。で、字は消えてしまいました。そこで、再度EdにSASEを出したら、また同じカード?が送られてきました。今度は大事に保存していましたが、当然、字は徐々に薄くなっていきます。消えないうちにコピーを取ってもよかったのですが、コピーはDXCCには多分認められないと思い、今度はプリンターでカードを製造して「これにサインして欲しい」と、3度目のSASEを送ったのです。これに対して戻ってきたのが、奥様の悲しいメモがついたカードだったわけです。 Edのご冥福を改めて、お祈りします。 inserted by FC2 system