ロンドン交響楽団       99.11.28 記

 テレビのハイビジョンは走査線が1125本と普通の放送の倍もあり、鮮明な画像を楽しめる。オーバルホールの180インチの大型画面ハイビジョン設備は、先端的ホールとしてのイメージアップに大いに役立った。ただ、残念なのは、この設備の能力を活かすソフトがまだ普及していないことだった。先進すぎて借り手が少なく、ハイビジョンに限っては、商売としては採算を取るのはむずかしかったように思う。

 そんな中で、博報堂と武田薬品の協力を得て催した「ロンドン交響楽団をハイビジョンで楽しむ夕べ」は、大型ハイビジョンの迫力を十分に味わわせてくれた。来日したロンドン交響楽団のサントリーホール(東京)での公演をハイビジョン画像で録画したものを、武田薬品から提供していただいたのである。イベントは計3回。曲目は、バーンスタイン「組曲・静かな場所」、ブリテン「青少年のための管弦楽入門」、そしてブラームスの「交響曲第2番ニ長調」。ユニークな催しに、会場はクラシック・ファンで埋まった。

 ハイビジョン画像は鮮明さが売り物だけに、ときおり設備の調整をしないと色ズレが出る。数少ない借り手が専門家の集まりであるハイビジョン研究会だったりするから、注文が厳しい。この調整が結構カネ食い虫だから、先端ホールも大変である。


オーバルホールの公式ホームページは ;  http://www.ogc.ne.jp/oval inserted by FC2 system