【メテオラ】 ΜΕΤΕΩΡΑ

 今回の旅の最大の目的はメテオラだった。ガイドブックでメテオラへのアクセスを調べた結果、完全な個人旅行は無理と判断して、インターネットでみつけたパッケージ・ツアーの「2-Days Meteora Tour」に乗っかることにした。

 22日朝8時半、迎えのバスでアテネを出発。参加したのは3組で、日本人10人、アメリカ人2人、それにガイドさんが日本語2人、英語1人、総勢15人だった。私たち夫婦を含めた6人のガイドはキキさん。ポルトガルで聞いたファドの歌手にそっくりの美人だった。

 一行はまずデルフィ遺跡(別項参照)に寄ってから、メテオラ観光の基地の町とも言うべきカランバカに向かう。着いたのは日暮れ近かったが、カランバカの町が視野に入ると、その背景に巨大な岩の山がいくつもそびえているのが見えてくる。これが目指すメテオラだ。この日はカランバカに宿泊。

 翌23日、カランバカを発ってメテオラへ。メテオラは「空中に吊り上げられた」という意味だそうで、どうやってこんなところに修道院を建てたのかというようなところに建っている。今は観光客向けに道路がつくられ、橋がかけられて、車で気軽に行けるようになったが、昔は垂直の壁をハシゴで登ったり、ロープで吊り上げられたりして頂上に上がったそうだ。

 かつては20以上あった修道院も今は6つだけ。私たちはルサノス修道院とアギオス・ステファノス修道院を訪ねた。どちらも尼僧院になっている。ルサノス修道院への階段はオリンピックの時に整備されたそうで、何の苦もなく中に入れる。受付の尼さんは最高齢だそうで、3本の金属でできた楽器(?)と木の板をたたいて聞かせてくれた。身体の中にジ〜〜ンとしみ入るような音色であった。
 こじんまりしたルサノス修道院に比べると、アギオス・ステファノス修道院は広い。目の前まで車を乗り付けられるが、橋から下をのぞきこむと、橋のない頃はどうして登ったのか、想像するのも怖いようなすごい断崖絶壁だ。

 ところで、女性はミニスカート、タンクトップなどはもちろん、ズボンでも修道院には入れないが、入り口で巻きスカートなどを貸してくれる。ガイドブックにも書いてあるが、要注意。凡人の私には、なぜスカートがOKでズボンがいけないのか、よくわからない。

ルサノス修道院

ルサノス修道院に残る縄はしご

アギオス・ステファノス修道院

アギア・トリアダ修道院(今も130段の階段を登る)
inserted by FC2 system