【トイレ】
 フランス国内では、駅などの有料トイレは、0.4ユーロ(約50円)。鉄道の構内にはまず無料のトイレはないと考えた方がよい。田舎のひなびた駅で困るのは、自動トイレしかないことが多いこと。釣りの小銭はほとんどユーロなのに、自動トイレは2フラン(約40円)のままで、まだ改造されておらず、「あ、あった」と勇んで駆けつけても使えない。町中でもそうだった。で、我慢の旅を続行することになる。もちろん、長距離列車内には、多いときは1車両に2つのトイレがついている。念のために付け加えると、無料だ。

 リポート各編でも触れているけれども、モナコはカジノで儲けているせいか、どこへ行っても立派なトイレがあって、しかもほとんどが無料。たまに有料のもあって、料金はフランスより高めの0.5ユーロ(約60円)。私は現物を見ていないが、妻の体験談によると、グラン・カジノのトイレの便座は、終わると自動的に1回転して消毒されるそうだ。もちろん、無料。これと全く同じものかどうかはわからないけれども、パリのホテルをチェックアウトするとき、1階のトイレで遭遇した。観察すると、便座は固いプラスチックではなく、ある程度柔らかくて、消毒する際には楕円から円形に変形することがわかった。当然ながら便座に座って体重をかけたあと、立ち上がると作動する仕組み。日本国内では、まだお目にかかったことはないが、あるのだろうか。

 ベルギーでは、有料トイレは0.3ユーロ(約36円)だった。鉄道では、長距離でもないのに列車にトイレが付いているのはありがたいが、水を流すペダルを押したら線路が丸見えなのには驚いた。JRでもかつてはそうだった垂れ流しである。そのせいか、アントワープ駅に降りたときは、プ〜ンと臭ったのには参った。 inserted by FC2 system