【Hug】

 今回の旅で、びっくりしたのが、国鉄や地下鉄の改札窓口での従業員同士の“hug”。例のTVではよく見る“抱擁”の挨拶。ほっぺたを交互にくっつけ合って、男女も堂々とやってくれる。初めは「出勤してきた恋人同士」と思ったけれども、あちこちの改札窓口で“hug”に遭遇するので、そのうち「ただの挨拶らしい」とわかってきた。しかし、“hug”が習慣だとしても、客が待ってるのに「目の前で、そりゃないよ」が、日本人の感覚だ。

 アメリカ住まいのある女性が発行しているメールマガジンで、“hug”についての解説があった。それによると、どんなときにするか;

1.友人に会った時と別れる時、挨拶として。
2.プレゼントをもらってそれを開いた時。
3.悲しい話を聞いた時や相手を慰めたい時。
4.1月1日のカウントダウンの時。

 「"Hug"は、親しい友人との大切なコミュニケーションの一部で『あなたの事大切にしてる』って意味で、 全然いやらしいものじゃありません」と説明している。しかし、彼女もアメリカでは自然に“hug”する親しい日本人と、日本で会ったときは、自然に“hug”できなくて戸惑うという。「郷に入っては郷に従え」という諺があるが、身に付いた“郷”から100%抜け出すなんて、難しいことなんだなと思う。 inserted by FC2 system