【アントワープ】 2002.1.9
 ブリュッセルに割合簡単に来れたことに味をしめた相棒さんは、調子に乗って「アントワープに行こう。運河を見たい」と言い出す。ニースのホテルの食堂で出会った旅好きの日本の男性に「アントワープもいいですよ」と言われたからだそうだ。これまた、事前調査がゼロなのだから、私は渋る。ところが、こういうときに勝負強いのが我が相棒で、ブリュッセルの駅で見かけた日本人の家族を追いかけて、「2冊あるから」と、ちゃっかりベルギーのガイドブックをもらってきた。脱帽。「レッツ・ゴー」となる。今度はブリュッセル行きのときより気持ちに余裕はある。ベルギーの国鉄SNCBに乗って、約40分でアントワープに着いた。

 100年前に建設された優雅なアントワープ駅。駅前から西向きに海岸に向かって伸びるメール通りは、平日だというのに賑やか。1.6kmほど歩くと、スヘルデ川に出る。えっ、運河じゃないぞ。どうやら我が相棒さんはブルージュと勘違いしていた模様である。(^_^;) それでも、川沿いにある13世紀の要塞を利用した海洋博物館=写真=や、ルーベンスの像などを見て、それなりに来た甲斐があったかと、納得する。

 帰途は、ベルギー鉄道でブリュッセル南駅まで戻り、フランスTGVのTharysでパリ北駅に、無事帰還。蛇足だが、ブリュッセル南駅は、横文字標記では国内線と国際線の2つ、“MIDI”と“ZUID”の表示が並列で書いてある。検札の車掌さんの解説で、初めて知った。

 これは余談で、トイレ編でも触れるが、ベルギー鉄道のブリュッセル・アントワープ間は約40分にすぎないのにトイレがついていて、これが線路への垂れ流し方式。日本の国鉄(現JR)も昔はこうだったから大きな顔はできないが、水を流すペダルを踏むと線路が後ろに流れていくのが丸見えになったのには驚いた。アントワープ駅も臭かった。 inserted by FC2 system