【ベネルックス・ツアーレイルパス】

 3国内の移動は、ブリュッセル空港到着時のタクシーを除いて、すべて鉄道を利用した。行き先が終着駅でない場合は、路線を確認するのに手間取ることが多かったけれども、鉄道の発達している国の旅は手軽で楽しい。
 トーマスクック(Thomas Cook)のヨーロッパ鉄道時刻表(EUROPEAN TIMETABLE)の日本語版が日本でも年4回発行されているので、これを購入して、あらかじめ路線、時間などを調べておいた。かなり分厚いのと、字が小さくて見にくいので、旅行にはベネルックス3国のページだけ拡大コピーして持って行ったが、駅で確認できるので持っていく必要はなかったかもしれない。しかし、路線図1枚は必携。大変役に立った。
 慣れない土地で乗るたびに切符を買うのは大変なので、今回は5日間乗り放題の「ベネルックス・ツアーレイル・パス」(BENELUX TOURRAIL PASS)というのを利用した。日本で買えるので、事前に入手しておく方がいい。1等が2人用(ツイン)で37,900円。2等は28,400円。奮発して1等にした。現地で乗ってみてわかったのだが、2等は満席のことが多く、1等にする方が無難。特にブリュッセルからアムステルダムへの移動時はスーツケースを持っていくので、混み合う2等は避けるのが賢明。
 このパスは、まず初めに駅で「バリデード」という手続きが必要。パスポートと一緒に提出すると、有効期間(1ヵ月)とパスポートナンバーを記入し、スタンプを押してくれる。それまでに自分で書き込むと無効になる。指示を受けてから署名欄にサインをする。乗るときに日時を記入する。これを怠ると無賃乗車の疑いをかけられる。5日間では不足なのだが、距離の長そうな日を選んで使用し、あとは駅で切符を買った。
 ヨーロッパの鉄道は改札口はなく、運がよければ無賃乗車は出来る。来ないときは全く来ないけれども、多いときは1分前に済んだのに、また別の検札が来る。どうも車掌だけでなく、いろんなパターンの検札担当があるらしく、一度、2等に乗っていたら怪しまれたのかパスポートの提示を求められ、国内移動中は腹巻きにしまってあったパスポートを引っ張り出す羽目にあった。言葉が不自由なので、善意の無賃でも説明が出来ず、検札にひっかかると酷い目にあうので、妙な気は起こさない方が身のためだ。善意というのは、エンクハイゼン駅で窓口が閉まっていて自動券売機しかなく、幸いコインを持っていたから切符を買えたが、なければ買えないこともあるからだ。

・2日(火)ブリュッセル中央駅→ブルージュ駅→ブリュッセル中央駅 192km
・3日(水)ブリュッセル中央駅→ルクセンブルク中央駅→ブリュッセル中央駅 462km
・4日(木)ブリュッセル中央駅→ゲント・セント・ピータース駅→ブリュッセル中央駅 112km
・5日(金)ブリュッセル中央駅→リエージュ・ギュマン駅→ブリュッセル中央駅→アムステルダム中央駅  38km
・6日(土)アムステルダム中央駅→デンハーグ中央駅→デルフト駅→ハーレム駅 
                    →スキポール駅→アムステルダム中央駅 160km
・7日(日)アムステルダム中央駅→コーフ・ザンデイク駅→アムステルダム中央駅  60km
・8日(月)アムステルダム中央→エンクハイゼン駅→ホールン駅→アムステルダム中央駅 124km
・9日(火)アムステルダム中央駅→スキポール駅  17km
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