【ホテル】

 3国のそれぞれ首都で泊まったホテルは、ガイドブックによると外国人が利用する高級ホテルに属するそうだ。特にエストニアのタリンで泊まった「オリンピア・ホテル」は、この手のツアーにしては破格の高級ホテルのようで、ロビーにヒラリー・クリントン米大統領夫人やハンガリー大統領ら有名人宿泊客の写真が飾ってある。日米などがボイコットした1980年のモスクワ・オリンピックで、ヨット競技はこのタリンで行われ、このときに出来たのが同ホテル。

 次のラトヴィア・リーガで泊まった「ラトヴィア・ホテル」は、ガイドさんが「エストニアのホテルが良すぎたので期待しないように」とクギを差していたとおり、高級ホテルには違いないのだが、「これぞ旧ソ連を代表する建物」と言えるしろもの。ドアの開閉時のトラブルが多いそうで、そのさいのアドバイスがあったが、私の場合は夕食後に戻ったとき、カギが真ん中でポッキリ折れて、先っぽの半分が鍵穴に残ってしまった。幸い親切な従業員に出会ったので、係りまで案内してくれて何とかなったものの、一時は顔面蒼白「地獄の一夜」を想像した。風呂の間仕切りカーテンはないし、床に敷くマットもない。狭くてスーツケースを広げるために、ベッドをエンヤコーラと移動する作業も強いられた。

 最後のリトアニア・ヴィリニウスの(リエトゥバ・ホテル Lietuva hotel/Lithuania=写真)は、ラトヴィアよりはましだったが、やはり典型的なソ連型ホテル。3つのホテルに共通していて良かった点は、いずれも飛び抜けて高く、市街の要所要所から見えるため、戻るさいに迷う心配のなかったこと。しかし、これまでのツアーの経験に比べると、全体としてホテルは高級でよかったと思う。 inserted by FC2 system